髪

身体が健やかに成長する為には、成長期に合わせて適切な栄養素を充分に摂ることが前提条件になります。髪の成長の周期に合わせて、髪を伸ばすのに適した栄養素の摂取が必要なのです。
ここではどのような栄養素を取ることが大事で、どのように髪は成長していくのかについて解説していきます。

髪を育てよう! 成長サイクル、必要な栄養とは何か!?

髪の毛の正常な成長には、髪の毛に適した栄養を成長段階に合わせて必要量を摂取することが大事になります。髪の毛はどのような栄養を必要とし、どのような成長の過程を経ているのでしょうか?

髪の毛の成長の過程

髪の毛は、皮膚や筋肉などの細胞と違って一定周期の成長サイクルを持っています。

毛母細胞が活発に細胞分裂を繰り返して髪の毛が伸び続ける「成長期」が4~7年ほど続いた後、細胞分裂の勢いが弱まる「退行期」を迎えます。

退行期は約2週間程度続いた後、細胞分裂が休止する「休止期」に移行します。休止期は平均80日ほどで、休止期の終了と同時に成長期に再移行します。

成長期に再移行する際に、それまで生えていた髪の毛は毛根部分から毛幹が切り離されるように抜け落ちるため、抜け毛の原因の一つともなります。

髪の毛に必要な栄養

身体を健康に育てる為には、必要な栄養素を摂取することが大事です。

髪の毛を生やしていくのに必要な栄養素はどのようなものなのでしょうか。多く含まれている食品と共に紹介していきます。

ビタミンAおよびEの摂取はは体調管理に最適。Aはニンジンから摂れる。

亜鉛がもっとも含まれている食品「牡蠣」。

タンパク質

髪に必要な栄養として第一に挙げられるのが、髪の毛の主成分でもあるタンパク質です。タンパク質は肉や魚、大豆などに多く含まれ身体を作る上で欠かせない必須栄養素の一つです。

脂肪

肥満や成人病の元になるとして倦厭される脂肪は、エネルギーの源になるだけでなく身体を保つ為に必要な栄養素でもあります。

髪の成長にも効果があり、特に植物性脂肪酸のリノール酸は頭皮の血行を良くする上で欠かせません。

しかし脂肪は摂りすぎると血行の悪化や抜け毛の増加を招く為、慎重に摂取する必要があります。肉や魚に含まれる動物性の脂肪と、ゴマや胡桃などに含まれる植物性の脂肪があります。

ビタミンA・ビタミンE

身体の調子を整えるビタミンは、髪の成長にも大きく影響する栄養素です。特に血行を促進する作用のあるビタミンAとビタミンEは毛母細胞に栄養を送る頭皮の血行に深く関連しています。

ビタミンAはニンジンやうなぎに多く含まれ、ビタミンEはピーナッツや植物性の油に多く含まれています。

亜鉛

必須ミネラルの一つである亜鉛は、身体の調子を整える上で重要な役目を果たしています。

髪の毛の主成分であるケラチンはタンパク質の一種ですが、体内に取り込まれたタンパク質は一端アミノ酸に分解され、亜鉛の働きによってタンパク質に再合成されます。

ヨード

身体の細胞分裂などの新陳代謝を活発にさせる作用がある甲状腺ホルモンの原料であるヨードは髪に欠かせない栄養素の一つです。

毛根において、甲状腺ホルモンは毛母細胞の分裂を促進し、艶とコシのある髪の毛を作る役目を果たします。

ヨードは昆布などの海藻類に多く含まれていますが、女性が摂取しすぎるとバセドー病を発症してしまうことがあります。

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