女性・薄毛

一般的には薄毛・ハゲは男性特有のものと考えられており、男性ホルモンの抜け毛に関わる働きもあって女性には無縁のものと考えられてきました。
しかし、実際には女性も薄毛、ひどい時にはハゲになってしまうことがあります。
どのような原因で女性の薄毛・ハゲが発生するのでしょうか?

女性にも起こる薄毛の謎!? 原因を探れ!

抜け毛や薄毛、ハゲなどの髪の毛に起こるトラブルは男性特有のものであると認識されているものといえます。テレビや雑誌などの広告でも男性向けかつらや育毛剤が目立っていることも、この認識に拍車をかけているといえます。

しかし、実際には女性にも薄毛やハゲが起こるものなのです。どのような理由で女性の薄毛が起こっているのでしょうか?

ホルモンの働きに原因あり?

髪の毛の性質や身体の作りといった、性別ごとの特徴は「性ホルモン」と呼ばれる物質が関わっています。

性ホルモンは筋肉や骨がしっかりした男性らしい身体を作る男性ホルモン、細身でたおやかな女性らしい身体を作る女性ホルモンの二種類に分類されます。

性ホルモンは、性別に関係なく男性ホルモン・女性ホルモンの両者が体内で合成・分泌されています。

男性は肩幅がしっかりしているなど骨格が特徴。また筋肉で各部位が固い傾向に。

女性は全体的に曲線を描くような柔らかそうなのが特徴。胸のふくらみなども女性ならでは。

男性ホルモンの働き

男性ホルモンであるアンドロゲンは、テストステロンとジヒドロテストステロン、デヒドロエピアンドロステロンの三種類があります。

テストステロン

テストステロンは男性らしい体つきを作る働きと「闘争ホルモン」とも呼ばれる強い興奮を引き出す作用があります。

デヒドロエピアンドロステロン

デヒドロエピアンドロステロンは「若返りホルモン」とも呼ばれ、抗うつ効果やダイエット効果などを発揮します。

ジヒドロテストステロン

ジヒドロテストステロンは、髪の毛の生育に影響を及ぼす性質があり抜け毛・薄毛の原因になります。

女性ホルモンの働き

女性に薄毛やハゲが発生するのは、多くの場合性ホルモンが原因となっています。ホルモンの分泌は、性別に合わせてバランスよく制御されているのですが何らかの理由でバランスが崩れると女性の薄毛が連鎖的に発生するのです。

更年期障害

閉経が近づく50歳前後の女性に起こる更年期障害は、女性薄毛の原因の大半を占めます。更年期障害は、老化に伴い女性ホルモンを分泌する卵巣の働きが鈍くなることで発生し、閉経するまで続きます。

女性ホルモンの分泌量が低下することでジヒドロテストステロンの体内量が相対的に増加し抜け毛が増えて薄毛を引き起こすのです。

ストレスからのバランスの乱れ

更年期障害は、老化していく過程で起こる現象の一つで50歳代の女性に多く見られます。

しかし、30代前後の健康な女性にも更年期障害が発生してしまう場合があります。それがストレスなどを原因として起こる若年性更年期障害です。

極度のストレスによって卵巣機能が低下しておこる病気で、薄毛だけでなく生理不順なども引き起こします。

ホルモンによる薄毛の治療法は?

ホルモンバランスの乱れから来る薄毛の治療には、身体に不足しているホルモンを体外から取り入れることが効果的です。

この場合、エストロゲンと同じ働きを持つイソフラボンを多く含む豆食品やサプリメントの摂取が効果的です。

ただし、エストロゲンの大量摂取は乳がんの発癌リスクを高める恐れがあるため、医師の診断の元で分量を調節して摂取するようにしなければなりません。

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