増毛

髪の毛は毛根に活力が残っている限り生えつづけるものですが、毛根の力が衰えきってしまうと二度と髪の毛は生えてこなくなります。そうなると、いくら育毛剤を使っても効果はありません。
そこで、育毛で対処しきれない薄毛をカバーする増毛の出番となるのです。増毛の方法やメリット・デメリットについて解説します。

薄毛対策の切り札・増毛の効果とは?

薄毛は毛根の発毛サイクルによる抜け毛も関連している為、育毛でカバーすることが出来ました。しかし、毛根が完全に活力を失いハゲになった場合はもう育毛では太刀打ちできなくなっている事がほとんどです。薄毛・ハゲに対して行う増毛とはどのような物なのでしょうか?

人工的に髪を増やす増毛

育毛が「毛を育てる」方法であるように、増毛は「毛を増やす」方法です。

ただし、育毛と違って、増毛は「人の手を入れて人工的に増やす」事を基本としています。毛根の発毛力を養い自然の発毛サイクルを促進させるのが育毛ですが、増毛は発毛力やサイクルと関係なく増やすことなのです。

増毛の手法

一口に増毛といっても幾つかのやり方があります。どのような違いがあるのかについて解説してきます。

自毛活用型

髪の密度が減り薄さが目立つ状態の場合、残された自毛を活用して増毛を行います。自毛の根元に人工毛を結んで、一つの毛穴から数本の髪が生えている状態を人工的に再現することで、髪の密度をカバーします。

髪の毛にある程度の太さが無いと利用できないのが難点です。

人工毛利用型

広範囲に渡る薄毛・ハゲの場合、残っている周辺の髪の毛に樹脂性の糸を結びつけたもの、または特殊な接着剤を土台にして増毛を行います。

広範囲の薄毛をカバーできるのがポイントですが、かつらと大差ないのが悩みどころといえます。

増毛の長所・短所とは

増毛は薄毛の度合いを問わずに利用できる優れた薄毛対策の一つといえます。しかし、物事には何でも長所と短所があるものです。どのようなことが増毛の長所と短所なのでしょうか?

還暦を迎えた記念に体への負担が軽い増毛を敢行。自然な仕上がりに大満足の様子。

増毛にかかる費用は数ある薄毛対策のなかでも上位クラスに位置する。費用対効果は望めるだろうが……。

段階的に行える

自毛を利用する方法は、髪の毛一本分から始められるので段階的に髪を増やすことが出来ます。かつらのように突然髪の毛が増えることが無いので、ナチュラルに薄毛をカバーできるのが長所です。

負担が少ない

最近注目されている毛根移植は、どうしても皮膚の切開が必要になってきます。かつらは被っていると頭皮が蒸れてしまい抜け毛を進行させる恐れが出てきます。このような身体への負担が小さいことも増毛の利点といえます。

コストが高い

いい事ずくめのように思える増毛法ですが、幾つかの短所も持ち合わせています。その一つが値段です。

自毛を使った方法では1本あたり5~60円ほどの価格が設定されています。

必要な本数は状況によって変わりますが、最低でも1000本は必要なので5~6万円は掛かる計算になります。増毛の土台にしていた髪の毛が抜けるとさらにコストが掛かることになるのです。

定期的な再導入の必要性

人工毛は自然の髪の毛と違って時間の経過で伸びていくことはありません。そのため、髪が伸びたり散髪を行ったりした際には再度人工毛を導入しなければならなくなります。

この再導入の為にコストが、かつらなど他の方法も高くなることが増毛の大きな欠点とも言えます。